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27/12/12

愛の都ヴェローナ

「ロメオとジュリエッタ」で知られる愛の町ヴェローナ。 本当は、夏のアレーナでのオペラを見てみたいのだけれど・・・それは、またいつか・・・。 とりあえずは、ヴェローナという町に行ってみたい!! というわけで、この日はヴェローナ。 本当は、ヴィチェンツァに昨夜泊まれば近かったのに・・・メストレまで帰っちゃったので、昨日の道をちょっと先まで再びドライブ。 ヴェローナの市街地へ入る門のあたりで、駐車場を探していると、今日のガイドさんのElenaからStefaniaに電話が。 彼女は、リド島のElisabettaの友達で、ちなみにElisabettaとElenaは、「嵐ファン」つながり~★ そういえば、今回の旅のアンケートでは、「大野くん」が一番人気で、次が「桜井くん」。 皆さん、大晦日のNHK紅白歌合戦の中継を楽しみにしてました! で、しばらくすると道路の向こうから、bella donnaが笑顔で手を振って近づいてきます。 中心街からちょっと離れた場所にある無料の大きな駐車場に誘導してくれました。一日いるんだから、無料はありがたい! 今日のガイドさんもBravissima です! 歩きながらの自己紹介。 Elenaはちょっとだけ日本語を勉強していて、今度の4月に新婚旅行で日本に来る予定とのこと。 そうそう日本には行かれないし、新婚旅行は一生に一度のことだから、どうしても日本にしたかったの!・・・と、すでに綿密なスケジュールを構築中。 なかなかいいプランで、早くも日本での再会を約束!~春に彼女を日本で案内するのが楽しみです! まず、寒い身体を温めようと(というよりはおトイレを借りたくて)バールへ。 なんか、ぜったいイタリアで、きれいな公衆トイレのチェーン展開とかやったら儲かりそうだと思う。。。 で、温かいカップチーノのを飲んだあとは、「橋に行く」という。。。 が、どう見ても、それは城みたいな宮殿みたいな建物・・・。 あー、あたしはカンタンな単語も忘れちゃったかな。。。と思いながら、「ポンテ?」・・・「そう、ポンテ(橋)」・・・「どこが?」・・・「もうすぐわかるから!」 でも、「城」・・・というのもあってたっぽい。 どうやら、まず入ったところは、カステル・ヴェッキオ。そして、そのまま続きで、スカリジェロ橋。 この橋があちこちに、川を覗くことができる窓のようなアーチがあり、そこから見下ろすアディジェ川の風景は静寂でステキ。

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橋を渡りきってから、戻り・・・チェントロに向かう。 つまり・・・私、今回、結局、何もガイドブックとか見てきてなくて、行きたいところとかも特に行ってなくて・・・なので、その街に何があるのか、ほとんど知らないまま地図もガイドもなく連れてってもらってる感じです。 Stefaniaに事前に伝えてあった希望は、 ①クリスマスの深夜ミサに行きたい。 ②イタリアの家族とクリスマスを過ごしたい。 ③アレッツォのVESTRIの社長さんに会いに行きたい。 ④イタリアの温泉に入りたい。 ⑤Bettiの赤ちゃんValentinaに会いたい。 ⑥ルッカ、シエナ、ヴェローナ、ボローニャに行きたい。 で、あとは全てStefaniaが手配をしてくれちゃったというわけ。 というわけで、この日も、何もわからず・・・ひたすら連れられて行く・・・。 クリスマス明けのマーケットを通り・・・「ベファーナのお人形欲しい~!!」とスカートをめくるも・・・メイド・イン・チャイナばっかり。

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そういえば、露店のあちこちに、「メイド・イン・イタリー」って貼り紙してる店が多かった。 やっぱりあたしみたいな人、いるんだねー。 とはいっても、自分用ならともかく、「お土産」としてイタリアによく行く友達じゃない人にあげる場合は、やっぱり「メイド・イン・イタリー」のものを選びたいでしょ。 そういえば、初日、メストレの市場でいちいち生産国チェックをしてる私に、 Ilariaが、「イタリア製のものには、80~83はじまりのバーコードがついてるから!」・・・と、ポケットからメントスのガムのケースを取り出して見せてくれた。 なるほどね! (ちなみに日本製は49と45がバーコードの最初の数字のはず) で、メイド・イン・チャイナのベファーナは買うことなく、しばらく歩くと大きな広場に。 すると奥に見えてきたのは、あのアレーナ! 実は・・・もっと大きいと思ってたんだけど・・・それも、こんな町のど真ん中の広場に面したところにあるなんて想像してなかった。 そして、そのアレーナの横に大きな星??? 何事かと思ったら、毎年、このクリスマスの時期には、アレーナから星が流れ落ちるのだそうで。 あまりに大きすぎて、なんだこりゃ~!?って思ったのですが、夕方、暗くなってからは、本当に流れ星みたいに輝いていて、めちゃめちゃ美しく感動しました! アレーナの中を見学しようと近づいてみると、「世界のプレゼピオ展」をやっていて・・・まあ、せっかく来たし~ととりあえず入ってみました。 どうやら、劇場として利用する際には、通路になってる部分を半周分くらい使ってる感じ?・・・かな。

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アレーナの中がどうなっているのか、にあわせ、まさしく世界のいろいろなタイプのプレゼピオが展示されていて、とっても興味深かったです。 中国やらベトナムやら・・・。 そして、StefaniaとElenaに、日本はさすがにないねーって言われてたのですが、半分を過ぎたあたりで発見!! 博多人形でできてました。

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で、説明書きには、「日本にはプレゼピオはありませんが・・・なんかの記念のときに特別に作られたものです」って書かれてたような。 この石の建物の中で、かれこれ一時間、プレゼピオ三昧・・・で、すっかり冷え切ってしまった私たち(^_^;) 今度は、アレーナの上に昇ってみようということになり、別のチケット受付へ。 上まで昇ってみると、なかなか景色もよく、ここでオペラを聴いてみたいな~という思いがさらに強まりました!

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気を付けないと、落っこちそうで恐いけれど。 そして、あの流れ星が流れ出す元も見ることができました~が、これだけ大きなもの、どうやって付けたり外したりするんだろ・・・。 そろそろ、ランチ食べたいかも~ というわけで、アレーナから出ると、「ヴェローナの銀座」みたいな通り(なぜか、みんな有名ブランドが並ぶ通りを説明する時に、「ここ、トレヴィーゾの銀座」とか「ヴィチェンツァの銀座」っていうの(笑)。 「ミラノのモンテナポレオーリ通り」じゃなくてネ。 で、その「ヴェローナ銀座」をちょっと入ったところを、さらにちょっと入った、なんかいい感じのちょっと暗めのオステリアみたいなところでランチ。 優しい2人のお嬢さんは、私がいろいろ味見できるように、3種類のパスタを上手にセレクト。 「ヴェローナの名物ってなあに?」 「カヴァッロとか。。。」 「うま?」・・・いいじゃん!! というわけで、ウマのラグーソースのパスタと、カボチャとサルシッチャのパスタ、チーズとパンツェッタのニョッキ。

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そうこうしているうちに、もう一人知ってる顔が合流! ジャンバこと、Giambartolomei。彼もこないだの春に、一緒に大江戸温泉に行った仲間。 鉄道会社勤務でほとんど列車に乗って移動しているから、ジプシー状態の生活なのに、ちょうどなのか、たまたま・・・なのか、今日はオフで、今夜はヴェローナ近郊泊だから・・・ということで会いに来てくれた! 嬉しいよねー! で、マーケットが出ているエルベ広場とか、ダンテの像のあるシニョーリ広場とか、スカラ家の廟とか、ぶらぶら散歩がてら通る。

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そうこうしているうちに、Elenaがそろそろ帰らなくちゃいけなくなって、ガイドさんがGiambaにバトンタッチ! Giambaは、ヴェローナに来ることは度々あるみたいだけれど、別にここの人じゃないわけで、さらに観光なんかするわけもなく、道はなんとなくわかるけど、どうやら完璧なガイドとは言い難いらしい・・・。(本人&Stefy曰く) まあ、とりあえず、ヴェローナに来て、アレーナを見たので、次は、ジュリエッタのお家・・・なるものを見に行ってみようかと。 入口から壁一面に貼りつけられた、噛んだあとのガム・・・(-_-;) 見た目・・・もちろん、美しいわけはなく、衛生的にもどーなんだろー、と。 でも、今はガムの噛んだやつだけ貼ってるけど、昔は、ガムを使ってメッセージを貼りつけてたっていわれを聞くと、未だに、そういうのが続いてるのはいいな~なんてほっこりしてみたり。 で・・・中庭にある、ジュリエット像の右胸に触ると恋が叶う~とか、幸せになれる~とか、幸せな結婚ができる~という言い伝えに、素直に従い、しっかりジュリエット様に抱きついてタッチしてきました(^O^)/ いいことあるとよいな~♡

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で、StefaniaとGiambaは、興味がないというので、とりあえず一人で入館料を払ってお屋敷へ。 あの、バルコニーから下を見ると、Stefaniaが写真を撮ってくれました~。 館内には、映画で使われたベッドや衣装などのロメ・ジュリにまつわる資料がたくさん展示されていて、確か、4階くらいまでありました。 ジュリエット・クラブへの恋愛相談の手紙が入力できる端末もありました。 たぶん。。。日本語入力はできなかったと思いますが、ジュリエット・クラブには日本語がわかるスタッフもいるって聞いたことがあるので、ローマ字なら打てるってことかも! 降りると、StefaniaとGiambaが、バルコニーだけだと思ってた~見応えあるなら入ればよかったかも・・・と残念がってましたが、ま、バルコニーに出てみたい気がないなら、わざわざお金を払って入らなくていいかも~。 ジュリエッタの胸は。。。もし、私がいつの日か良縁に恵まれたら、ご利益を信じて、ぜひ、みなさんヴェローナまで触りにいってください(^_-)-☆ さて・・・これからどうしよう? にわかガイドのGiambaが、とりあえず川に橋を見に行こうというので、行ってみる。 ヴェローナの市街地を取り囲むように流れるアディジェ川にかかるピエトラ橋は、古代ローマ時代のアーチが残る橋。 半分は古代ローマからのものだけど、半分は戦争で爆破されて復元されたから色が違うでしょー・・・と、Giambaが説明してくれた。

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彼、あたしがお土産に持ってきたかっぱエビせんとかハッピーターンとか柿の種とかを、ヴェローナのステキな古い町でずーっと食べ歩いてたわりには、一応、ガイドできてるじゃん!! ・・・と思っていたら、そこにGiambaとStefaniaの友達で、ミュージシャン兼音響スタッフもしているAlessandro@ヴェローナ在住が登場! ええええええ!! また・・・ per caso (偶然)じゃないわよね!?・・・といったら、今回は呼びだしてたっぽい(笑)。 なんせ、自分たち、ヴェローナの人間じゃないから、よくガイドできないからさっ・・・って、Giamba&Stefy。 まったく・・・キミたちは。。。なんて、ステキな人たちなの!! で、昼間の仕事を終えて、夜のコンサートの音響の仕事までのちょっとの空き時間、Alessandroが同行。 「素晴らしいヴェローナを見せたいから、あの(アディジェ川対岸の)丘に登ろうと思う」 いいじゃん!!! 私 「車まで戻るの? バス?」 「??? 歩きでしょ」 ま、いっぱい食べたし、いっか。 ピエトラ橋を渡り、サン・ピエトロの丘へ。 対岸で思ったほど大変な登りではなく、丘の上に到着。 まさに絶景!! ヴェローナに来たら、必ずここに行かなくちゃダメ!っていうくらいの場所。

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ヴェローナが、アディジェ川の内側に作られた町だというのがよくわかるし、夕暮れに登った私たちは、日没から闇が刻々とイルミネーションを浮かび上がらせてくる様を目の当たりにして、そこから去りがたく。 とはいえ、それなりに丘の上は風もあるので・・・ローマ劇場跡みたいなところの横を通って下界へ。 ここの絶景には、StefaniaとGiambaも、超感動! 「私たちじゃ、わからなかった!!」と。 でもさ、とりあえず、Stefaniaは、Giambaを呼んだでしょ。 で、Giambaは、Alessandroを呼んだわけだから、やっぱり、Stefaniaは最高のガイドさんなのよ!ってことになった(^_-)-☆ そして・・・通りがかりついでに案内してくれたのが、 「ロメオの家」。 ジュリエッタの家とは雲泥の差の扱い(笑)。 ・・・というか、たぶん、ロメオにあたる人が住んでたといわれる家で、たぶん、今も誰かがちゃんと住んでるんだと思う。 一応、ロメオの家って書いてある看板はあったけど、誰もいないし、ふつうは気がつかないし、ガイドブックにも載ってない。

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やっぱり、地元ガイドさんは素晴らしい~。 昼間、何かわからず見ていたものが、再びAlessandroと通ったら全て解明した(笑)。   寒いのでホットチョコレートが飲みたい!・・・というと、Alessandroは、とてもオシャレな大きめのバールに連れて行ってくれました。 雰囲気もよかったし、お手洗いもきれいだったし(笑)、美味しかった!!

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しばらく歓談してから、Alessandroは夜のコンサートの音響リハーサルに。 で、つかの間・・・私は・・・今回のイタリア旅行ではじめてのショッピングタイム~♪ といっても、ほんの1時間くらいCOINを覗いたくらいだけど。 一旦、駐車場に戻ったGiambaと別れた私たちは、ふらふら歩きながらVenchiのジェラートショップがあったので、つい。。。ふらり~とフォンデンテのジェラート。 めちゃうま~♡ Venchiって、唇かまないと日本人には違うものに聞こえちゃいそうな名前(^_^; 冬なのでしかたないけど・・・今回、初ジェラート☆ でも、ほんと、イタリアのチョコレートって美味しいと思う!

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せっかくなので、夕食は、アレーナの横にある、Alessandroが働いているジャズ・レストラン LE CANTINE DE L'ARENA ですることに。 まだ本番前なので、リハをちょこっと聴けちゃってラッキー★ なんと、ここのステージでも、ヤマハのピアノが! はじめて見るロゴがグランドピアノの横に入ってました。 V39
たまーに、テレビのドキュメンタリーとかで海外の音楽大学が映ったりすると、ヤマハのグランドの横に、○に「免」て書かれたピアノだったりして、なんであれがあそこにあるの!?・・・って思ったりするんだけど、ちなみにその「免税」マークじゃないです。 で、リハが終わったAlessandroと4人で夕食! 「昨日は、魚介づくしだったから、今日は、肉にしよう!」 ってなことで、私はカヴァッロのステーキ!

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馬ね、ウマ! 美味しかったよ~。 すぐ後ろで、グリルしてた。 楽しい時間はあっという間に過ぎていく~ ヴェローナからメストレは、ちょっと距離があるので、今夜は早めに帰ることに。 アレーナから広場に流れ落ちる星と、あちこちに飾られたツリーのイルミネーションに包まれながら、朝、Elenaと一緒に歩いた道を駐車場へ。

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昼と夜とで、行きと帰りとで、景色が全く変わる。 ローマ時代からの、そして中世からの普遍的な遺跡が日常に融け込むイタリアの町。 どの町も、日帰りなどではなく、もう少しゆったりと滞在してみたいものだけれど。。。 Meglio poco che niente...  かな。

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