カテゴリー「K1) イタリア旅行記」の44件の記事

16/03/08

ローマへ

ちょうどひと月前に、3月中にとらないと消滅してしまう連続休暇が5日間あったことを思い出し、遊んでくれる人を探すものの、さすがに期末&長期・・・そうそうすぐに遊び相手は見つからず・・・ネットで旅行情報を見るものの、春休み&卒業旅行シーズンにツアーに混ざっての一人旅はキツイなぁ~と。でもせっかくの休暇、何か新しいことに挑戦してみたい。そこで、一度は経験してみたかった、超短期留学&ホームステイ企画を思いつき検索。。。ありました☆
本当はイタリアにいくなら、半年くらい前から準備して、本を読んで、言葉を覚えて・・・と思っていたのですが、英語圏はさすがに英語まったくダメなので足を踏み入れられず・・・(絶対に英語圏の人たちって世界中の人が英語しゃべれると思って話してくる気がする(^^ゞ)、というわけで、「学校に日本語スタッフがいるので、まったく話せなくても大丈夫です」という売り言葉に騙されて、思いたったまますぐに申し込み・・・そしてついに旅立ちの日。

結局、会社を7日間ほど休むので、前日夜中の3時までデータベース作り・・・既に時差の世界で生活をし、朦朧としたまま成田空港へ。やはり今回も飛行機の中では眠れず・・・結局、事前準備がまったくできなかったので機内で初めて地球の歩き方を読み、映画を3本見ているうちにフィウミチーノ空港へ到着。1時間遅れたので到着したのが19時半・・・なんとなく人も少なめで、細かい文字の電光掲示板を見つめて、なんとか荷物をゲットし、到着ロビーで学校の名前を書いた紙を持っているという迎えの人を探す。なんとか見つけて挨拶し、名前を確認しあって車に。ここから約40分だよ~と言われ、とりあえず静かに後部座席につく。機内から心拍数はあがりっぱなしだし、喉はカラッカラ。こんなんで1週間持つのかなぁ・・・と不安いっぱい。ローマ市内に車が入ると、運転手さん、親切に周りの説明などしてくれる・・・しゃべれないっちゅーに・・・と思いながらそれなりに意思の疎通をしつつ、ホームステイのおうちに到着。とても親切な運転手さんで、アパルトメントの外の門をどうやって入ればいいか、はたまたどこにインターホンがあるのかすらわからない私のために、スーツケースを運びつつ、おうちの玄関まで送りステイ先のシニョーラに引き合わせてくれるところまでしてくれました。もうほんとに助かってほっとして嬉しくて!小銭ができてないこともあったけど、お札でチップを渡して運転手さんとお別れしました~ああ、いい人でよかったよぉ~。

さて、私のステイ先のシニョーラ、とりあえず言葉も通じないので、まずはお土産攻撃! 出発前に母に織ってもらって洒落たピンクのショールに、私が前日に見つけたお札入れとして使えそうなパープルの麻の懐紙入れとおそろいの匂い袋、桜の柄のハンカチと紙石鹸のセット。とにかく手織りのショールにはほんとに喜んでくれて、「ママが織ったのよ」とか「これは本当は、日本のお茶のときにここにお菓子をのせて食べるための紙をいれるんだけど、お札入れとして使ってね」とか、とりあえずなんだかんだ電子辞書を片手に説明をし、ご飯はどうする?と聞かれ・・・「機内食を食べたから少しだけちょうだい」とお願いして、おいしいミネストローネをいただく。それだけで十分だというのに、うす~く伸ばした鶏肉をなんかとにかくおいしい味付けで香ばしく焼いたのをいただく。おなかいっぱいだったけど、美味しかったのでつい食べてしまい、夜中苦しくって眠れず・・・でも、シャワーもあったかいお湯がちゃんと出るし、バスルームも掃除が行き届いていて大きな亀のリラちゃんが時々ごそっと音を立てるのにびっくりはしちゃうものの、私のお部屋はそれなりに大きくて、天井高いし、窓も大きいし、大きなクローゼットもあるし、ベットも清潔だし、快適に生活できそうな予感。心拍数は落ち着かないもののとりあえずベッドに入る。
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17/03/08

バベルの塔という名の学校

学校なんて、もう○○年行ってない・・・きっと一番年長さんかな・・・と思いつつ、それより何より何語で授業するんだろう・・・英語でされてもわからんやん・・・と思いつつ、朝起きてダイニングのほうにいくと、シニョーラがちゃんと朝食の支度をしてくれていて、パンとラスクみたいなのとどっちがいい? と、きくので、お腹すいてないのでラスクで・・・と。めっちゃおいしいヘーゼルナッツが入っているチョコレートクリームのNUTELLAと、桃と黒すぐりのジャムにラズベリー入りヨーグルト、そしてエスプレッソのポットと温めたミルクがおいてあって、マグカップに両方そそいでカフェラッテにするのよ~というので、朝から本格的なカフェラッテで幸せ気分☆

さて、初日なので学校までの行き方をシニョーラに教えてもらって、地図を片手にアパルトメントを出発。おうちの近くのボローニャ広場まできたところで、私の苦手な放射線状の道路・・・ああ、初日から迷子かぁ。。。と焦りながら行ったり来たりしばらく悩みましたが、意を決して道行く人にたびたび道を尋ね(一応イタリア語で^_^;)、なんとか集合時間ギリギリに学校に到着。なんとか片言のイタリア語で受付をすませ、筆記テストをしてから、個人面接・・・これでクラス分けするとのことなので、「今まで日本でイタリア語を勉強したことはありますか?」という質問に「ありません。来る前に自分で本で勉強しただけなので入門レベルにいれてください」と。もっとも勉強したことがあるのはもう20年近く前なので、ほとんど記憶に残ってなかったし、来る前に本で勉強・・・もほとんど時間切れでできなかったので動詞の変化もほとんど覚えてなかったので強ちウソではありません。

さて、初日は午前中がクラス分けのため、授業は午後の2時間。ということで空き時間、学校のインターネットコーナーでしばらくメールをしたり、飛んでいた無線LANをつかまえて会社のメールを確認したりしつつ、なぜかとなりの子がネットにつなげないのを言葉は通じないのに助けてあげたり・・・、その後まだ時間があったので、学校の近くをぶらぶらと散歩しつつ雑誌ショップで雑誌を買ってから、ランチにはセルフサービスのお店でラザニアを食べ、タバッキ(タバコ屋さん)で1週間メトロ・バス・トラム乗り放題のパスと卵形の小さなチョコとシュガーフリーのノド飴を買い、ドライアーも数店の電気屋さんのショーウィンドウを見てから一番安いところで小さくて馬力のあるやつを購入。とりあえず、なんとか買い物と食事はできるんだ・・・とちょっぴり自信を持って学校に戻ります。
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そして、初授業。クラスには2人の美人オランデーゼ(オランダ人)のキティ(21)とクリスティン(18)、48歳のテデスコ(ドイツ人)のカーリー、アイルランデーゼ(アイルランド人)の50歳のクララ、35歳のドイツとノルウェーのハーフの獣医さんやってるクリスティン、ブラジリアーナ(ブラジル人)の21歳パトリツィア、スヴェデーゼ(スウェーデン人)のアニタ23歳、テデスカの60歳カーリン。ということで、私は意外にもちょうど真ん中くらいの年齢でしたが、最初の授業ではもちろん自己紹介から。相手の出身地や年齢を訊くという定番のフレーズなのですが、私が年齢を言ったら美人教師33歳イタリアーナのディアーナが「ウソでしょ!?ありえない~」と絶叫。本当に私が冗談を言ったか、またはイタリア語の数字を間違えて言ったと思ってなかなか信じてくれなくて、もちろんクラスメイトもなぜか爆笑・・・で、最終的にはディアーナが「日本人て若く見えるのよね・・・」となんとか信じてくれました。

ボールを使ったり、カードを使ったり、グループ分けして会話をしたり、本当に楽しい授業。。。でも、他のみんなはアルファベットを書くのが早いし、日常で使っている文字が違うというのは、やっぱり日本人には辛いところ。20年前とはいえ、かじったことがなかったらかなり入門レベルとはいえハードル高いように思う。とはいえ、さすがにあたしだってアルファベットをAから順番に言うくらいはできるさ!といってもイタリア語では、KJYXWがないのでこれを抜いて言わなくちゃいけないんだけど・・・しかし、さすがに「Zから逆に言ってみましょう!」にはめちゃくちゃ苦戦(..;)

この日は授業が2時からだったので、終わったら4時過ぎ。さすがに疲れてもいるし・・・ということで、いったんアパルトメントに荷物(分厚いテキスト)を置きに帰ってから、アパルトメントの近所を探索。最寄のイタリア鉄道(Fs)の駅であるティブルティーナ駅を見にいって、切符の買い方とかわからないなぁ~と実感したあと、とりあえず超最寄駅のメトロのボローニャ駅まで一駅、地下鉄を体験。とりあえず地下鉄にも乗れるということがわかって、今日はここまで~とボローニャ駅から家に向かおうと歩きはじめるものの、苦手な放射線状区域にはまり、道を間違えたらしくそれでもなんとか建物のそこかしこに貼られている、「Via ...」という通りの名前を目印に、家の前に続いている道を発見し歩いていくと、前方からシニョーラが!!・・・どこに行くんですか?ときくと、これから教会に夕方のロザリオの祈りに行くのよ・・・というので、是非、一緒に連れてってくださいというと喜んで連れていってくださいました。
観光客には程遠い、地元密着型の教会で・・・シンプルな内装・・・というより、全ての彫刻と絵があるはずの部分が全て真紅の布で覆われていて、キリストの姿が見当たらない・・・。私が日本に帰る23日がパスクワ(復活祭=イースター)の日で、今はキリストが亡くなられている時期だから、どこの教会も赤い布でキリストの姿を覆ってしまうのよ・・・とのこと。23日の朝に一斉に取り外すのだとか。シニョーラはお友達のおばあさんを見つけて少しおしゃべりをして、もちろんロザリオの祈りも唱えて、「さあ、戻って夕食を食べましょう」と外に出ました。お祈りはラテン語かと思ったらイタリア語なんですね。聖母の祈りらしきものを繰り返しているんだな~というのがなんとなくわかりました。というか、小学校から高校まで耳にしていた日本語のミサに翻訳して聞こえてくるのが不思議なところです。

さて、夕食はサニーレタスのような野菜を使ったリゾットに鶏のソテー、たっぷりのサラダにオレンジ。サラダがね、たっぷりの新鮮な野菜に塩たっぷりにヴァージンオリーブオイルたっぷりに白ワインビネガーをちょこっとかけていただくんだけど、これがめっちゃ美味しいのと旅行中本当に野菜不足になりがちなので助かります。でも、ちゃんと先にプリモピアット(パスタやリゾット)を食べてから、そのあとでサラダとお肉が取り分けられるの。食卓に全て出ているのになぜ蓋が!?と思ったら、あくまでも順番なんですね。ということで、RAI(イタリア国営放送)のクイズ番組を見ながら、シニョーラと二人で夕食です。

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18/03/08

スペイン広場~ナヴォーナ広場~トレヴィの泉

さて、登校2日目。今日は楽勝で学校に!・・・と思いきや、信号が思いのほか長くて遅刻寸前。どうりでイタリア人たちが信号を無視しまくっているのがわかりました。(ということで、この後、無謀にもローマで信号無視生活が始まります)
授業はいきなり、駅構内のアナウンスの聞き取りになります・・・え?これ一番下のレベルのクラスだよね?・・・もちろん授業は全てイタリア語。何がわからないって、「動詞」とか「形容詞」とか「三人称単数女性形」といった文法用語がわからない。これって日本で勉強するときには日本語で習う部分だからねぇ~。辞書は授業中に使っちゃダメと言われるんだけど、さりげなく文法用語とかどうしてもわからないところはささっとひいちゃう。基本単語は、わからないというと別の言葉やイラストで先生やクラスメイトがお互い教えあうという感じ。2人のオランデーゼはどうやら同じテキストですでに少し勉強してた子たちのようで、ちょっとイタリア語がわかる。ブラジリアーナはどうも言葉が近いみたい。ドイツ人たちは、発音はめっちゃ悪いものの、先生が言ってることはわかるみたい。少なくとも日本人の私が発音だけは一番まとも。なんてったってローマ字読みで育ってるもんね(^_^)v。昨日は出身地や名前を尋ねる言い方と、「これは何ていうの?」「どういう意味?」「どういうスペルで書くの?」。今日は、簡単な聞き取りと、女性名詞と男性名詞、それぞれの単数と複数形、そしてそれぞれの不定冠詞。一日4時間の授業なんだけど、意外と難しいよね~でも、何を勉強しているのかわからないままシャワーのようなイタリア語で、だんだん慣れていく。

とりあえず、滞在6日間のうちの早くも2日目。学校もいろいろな楽しそうな催し物を午後に計画してくれてるんだけど、私はおいしい夕食がステイ先で確約されてるし、とにかく滞在日程が少ないのでお買い物&観光(というか憧れの気ままローマ散策)を始めなくては!・・・ということで、とりあえずフリータイム初日は、スペイン広場に行くことにしました。何故かって?それはまず、私の交通手段はメトロしかないのです。バスはよくわからないし、トラムも今ひとつ調べる余裕ないし・・・しかし、ローマのメトロはリネアA(A線)とリネアBがほとんどメインの観光地などを結んでくれているのでとてもわかりやすい&一週間乗り放題チケットを買ってある・・・ということで、昨晩地図を見ながら、メトロを降りて歩いて回ってメトロに乗って帰れるコースを考えたところ、まずは行ったことがある辺りが安心かなと。とはいってももう10年も前です、イタリアに来たのは・・・つまり何も覚えちゃいませんでした。まずはボローニャ駅前のバールでランチにパニーニとスプレムータ・ディ・アランチャ(生絞りオレンジジュース)で腹ごしらえをして、メトロをスペイン広場裏手のスパーニャという駅で降り、出てくると有名なスペイン階段・・・とにかくすごい日本人観光客(というか卒業旅行生かな)を横目に、一度上ってみたかった階段を上まで上って(ツアーとかだと下から見て終わりだったりする)トリニタ・デイ・モンティ教会に入りました。そして、この超安全地帯!(さすがに神様の御前でスリとか泥棒とかしないでしょ・・・と思い込んでいる)で、ガイドブックを出してこの後どうするかを思案。せっかくなので有名なカフェ・グレコのあるブランド通りのコンドッティ通りを避けて、2本駅寄りのクローチェ通りをコルソ通りに向かって歩きつつ、かわいい文具屋さんとか帽子屋さんとかを見て、コルソ通りでカラータイツとレギンスを購入。コルソ通りをコンドッティ通りにぶつかったところでテヴェレ川方向に、ボルゲーゼ宮を右に歩き、途中のバールでまたしてもスプレムータ・ディ・アランチャ。お天気もよく気温も高かったので、なかなかカフェ(エスプレッソ)を飲む機会がありません。テヴェレ川にぶつかると、反対岸に最高裁判所とサンタンジェロ城が見えてきました。あたし、一人でも地図読めるんじゃん!とヘンなところに関心しながら、テヴェレ川を後ろにナヴォーナ広場に向かいます。残念なことに一番大きな4大河の噴水は修復中。でも修復作業を公開してるんです。。。逆に水を抜いた状態の噴水を見る機会のほうが少ないかな?
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ネプチューンの噴水はちゃんと見られました。ナヴォーナ広場ではたくさんの画家が絵を描いて売っていました。けっこう素敵なんですよね。ちょっと欲しかったけど時間がもったいなかったので、パンテオンへ。途中で、マイミクのとみちゃんにすすめられた有名バール、サンテウスタキオでグランカフェを堪能~美味しかったよぉ!~ 実はローマ、今回が4回目なんですけど、パンテオンに行ったことがなくてすごく行きたかったんです。いやぁ、行ってよかった。外側から中側の作りって想像できないですね・・・本当にきれいなクーポラで(ドームになっていて)、天井の天窓が本当に完全に開いているというのがなんともいえない感動。大雨が降った日に見てみたいような。ステキな夜空を見てみたいような。でも、さすがに中は人がいっぱいでした。さて、パンテオンを出てから近くのかわいいお店を数件覗いてから、やっぱりイタリアにきたらジェラートよね!と、わけもわからず適当に食べたいのを注文したら600円近い値段でワッフルコーンにはいってきれいにデコレーションされたトリプルのジェラートが。まあ、希望していたのはこういうのだったわけだから正解なんだけど・・・ヌテッラとイチゴとミルク味。もちろんブオーノ!
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でも、また夕食が食べられなくなるじゃん・・・歩かねば・・・と思いつつ、とにかく帰るためのメトロの駅を決めなくちゃ。で、見つけたのがバルベリーニ駅。途中にトレヴィの泉もあるし、せっかくだからコイン投げていくか・・・と適当に人の流れについて歩いてトレヴィの泉。ちょうどコインが1枚しかなかったので、しかたなく1枚投げ入れて・・・また次に来る時も一人旅かぁ~と苦笑い。(2枚いれると二人で戻ってくるとかっていうよね)で、暗くなってきたので焦りながらもデパートのリナシェンテを見つけて入り・・・春モノの洋服を買う暇がなかったので、この際だからイタリアで~と思ったわけだけど特に目ぼしいものもなく再びローマの町へ。ところがここからが問題。私の苦手なものその2~デパート。どこから入ったかわからなくなっちゃうというか、出てきた瞬間に方向感覚がなくなっちゃうというか。暗くなるし泣きそうになりながら(なぜかすでに大荷物だし)、ここは落ち着かねばとじっくり地図を見ながら、通りの名前が書いてあるところまで戻り、無事にメトロの「M」マーク発見。シニョーラに出掛けにいった「19時半までに戻るわね」の時刻ギリギリに帰宅。ちゃんと美味しい桃のフレーバーティとガスなしのミネラルウォーターのペットボトルも近所のピツェリアでゲット。そういえばイタリア行ったのにピッツァを食べてこなかったんだよね・・・いいさ、またすぐに行けば。
今夜もクイズ番組を見ながら、おいしい手料理~トマトとひき肉のスパゲッティ、卵とポテトをオムレツのように焼いたものに茹でたカリフラワーをオリーブオイルであえたもの、そしてたっぷりのサラダ~を堪能し、そして・・・復習・・・記憶力が落ちているので、習ったことをその日のうちに確認しておかないと翌日、単語がわからなくなるということが今日わかったので。

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19/03/08

コインでお買い物

もちろん毎朝、おいしいカフェラテとヌテッラで朝食。今日の授業では、いきなりテキストの中にあるマンガのセリフ枠の中身を抜いたものが配られ、小さなグループにわかれてこの中にセリフを作ってみましょう。その小さなグループがなかなか楽しい。お互いに知っているボキャブラリーを身振り手振り、指差し、イラスト、使っちゃいけないけど英語などで伝えながら理解していくの。たまたまドイツ語圏の子たちがまとまってしまってドイツ語で会話しはじめたときには、私がチェンジさせられる(笑)・・・どーせ、あたしは英語もドイツ語もわからないですよ~だ。続いて、「どこ?」「なに?」「誰?」「いつ?」「いくら?」「どうやって?」を習う。まあ、これがしゃべれれば、とりあえず生きていけるかも。そして、もっとも重要なbe動詞とhave動詞の人称変化をお勉強。終わってから、ドイツ人男性のカーリーとアイルランド女性のクララのコンビに誘われて近くのバールで一緒にランチ。パニーニとカプチーノをご馳走してもらっちゃいました。

さて、今日はどうしよう。洋服でも買いに行くか!と地図を見て、とりあえずお店が多そうなエリアに向かう。オッタヴィアーノ-サンピエトロ駅へ。せっかくだからバチカン市国へ・・・とバチカンの中には入ったものの、サンピエトロ寺院に入るにはチケットを買うだけでもすごい列。ま、3回入ったし、クーポラにも2回上ったから、今回はいいか~と噴水の前で地図をよーくチェックしてから、コーラ・ディ・リエンツォ通りでお買い物。ブランド物は日本でも買えるから、ローマっ子がふつうに買うようなお店で~とコインで試着大会。「エスカレーターの前の人形が着ていた黄色と紫の大きな花柄の~」とか「他の色は?」「もうちょっと大きいサイズは?」など、日本並みに店員さんと会話して、上下コーディネイトができるように6点くらいかな~ご購入。やっぱり色とかキレイです。さて、1時間以上試着大会してたので、だいぶ暗くなってきたのでそろそろ帰る駅を決めなくちゃ。だいぶ疲れ&大荷物ですが、このまままっすぐ行くとポポロ広場に行き着くみたい。ポポロ広場は行ったことがなかったので、せっかくなので気合をいれて歩くことに。夕暮れの双子教会とてもキレイでした。向かって右側のサンタ・マリア・デイ・ミラーコリ教会にはいり、またもやガイドブック参照。ポポロ広場の横から坂道を上がっていく人たちが多かったので、ちょっと気になったんです。ガイドブックを見てみるとピンチョの丘。ローマの7つの丘の一つじゃん・・・せっかくだから上るかぁ。と、とにかく暗くなってきたのでデパートの紙袋を両手に、急ぎ足で登る・・・いやあ、登って大正解。バチカンのクーポラが夕暮れのローマに浮かび上がっていて、めちゃめちゃキレイでした。
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こういうときに時間があると、こんなキレイなところに一人だなんて・・・と思うのでしょうが、そんな暇もなく写真だけとって大きく深呼吸して、景色を目に焼きつけて速攻でポポロ広場に戻る。なぜって、実は丘にあがるまでの途中って暗くなったらマジで怖そうなんですよ。観光客も少なくなってきた時間だったこともあり、とにかく人がいっぱいいるところへと急ぎ足。そして、広場から地下鉄の駅に行こうとすると右側に大きな教会が。サンタ・マリア・デル・ポポロ教会。中に入るとちょうど夕べのミサの時間。一昨日のロザリオの祈りとはまた違う神父さまによるミサをしばらく聞いているとどうやら、パンとぶどう酒の儀式の前みたいだったので、端の回廊みたいなところを前のほうまでそっと歩いて、司祭様がパンとぶどう酒を口にするのを至近距離で見てから、聖体拝領がはじまったので、時計を見てあわてておうちへ。昨日と今日、使用しているメトロはA線でおうちに帰るにはテルミニ駅で乗り換えないといけないのです。そして、私が帰る頃がちょうどラッシュになりかけのとき。だから、できるだけ早く帰るようにしてました。旅先でまでラッシュなんていやだもん。
今日のディナーは、珍しいちっちゃいちっちゃいパスタを使ったミネストローネと、ズッキーニ丸ごとの中をくりぬいてひき肉を詰め込んでポテトとたまねぎと煮込んだもの、そしてサラダ。野菜たっぷりなのは本当に嬉しい☆私が食事を済ませてシャワーを済ませると、ちょうどシニョーラの息子さん家族がご飯を食べに来ていました。シニョーラは、近所のお年寄りの介添えをして教会にいってくるわ・・・と出かけていってしまったので、私はかわいい赤ちゃん(まだ8ヶ月)のソフィアちゃんを抱かせてもらって遊んでいました。

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20/03/08

黄金のモザイク

今日は形容詞の授業。誰や何にかかるかで(つまり名詞が女性か男性かで)形容詞が変わるとか変わらないものもあるとか・・・という話。今日もカーリーとクララと昨日とは違う近くのバールで一緒にランチ。トラメッツィーノ(サンドイッチ)とカプチーノをいただく。始めの頃は仲間はずれというわけじゃないけど、私が英語話せないので英語話せる人たちで雑談してるところに自分からは入っていかれないんだよね。日本だと自分から声かけるのに、声をかけてもらうまで話しかけられないという感じ。下手に話しかけて返事を戻されたらたぶん何もわからないだろうなって思うんだよね。でも、今日はせっかく誘ってくれたので、辞書を片手に英語とイタリア語ごちゃ混ぜでなんとかランチタイムを乗り切る。一応、通じてるっていうのが面白い。カーリーは車関係の仕事をしていて日本にも何度か来たことがあるそうで、また来る予定もあるらしい。ドイツ人女性のカーリンはもうリタイア(定年退職)なので、これからは世界中を旅して過ごすつもりだから、たぶん来年、日本に行くわ!と。スケール違うなぁ~。他の子たちも、2週間イタリア語学校に滞在してから、フィレンツェ行って、ミラノ行ってとか、家族がパスクワにこっちにきて一緒にお祝いするの!とか。日本てなんでバカンス少ないんだろ!?って改めて思いました。と同時に、やっぱり英語がしゃべれるのっていいな~と。今さらかな?とも思うけど、4月からNHKで始まるリトルチャロはかわいいし面白そうだからテキスト買ってこようかな。と思ってみたり。

おうちに帰るとシニョーラが、なんとラザニア作りの真っ最中!「全部、こうして練って私がゼロから作ってるのよ。さすがに大変な仕事だから、まとめて作って冷凍しておくのよ。これは土曜日の夜に一緒に食べましょうね」って。なんでもいいけど、本当に美味しそうなんだわ、これが。間にモッツァレッラチーズをたっぷり挟みこんでいくの。
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さて、昨日、買うものは買ったし、今日はどうしようかな~と地図を見ながら再び考える。そして、一昨日ディアーナが授業中に薦めてくれたビザンチン様式のモザイクがきれいなサンタ・プラッセーデ教会を見にいくことにして、コースを決める。最終日の予習を兼ねてテルミニ駅の下見をして(10年前とは変わってる)から、サンタ・マリア・マッジョーレ教会に。とにかく外側から見ても、また内側も壮大荘厳な教会で、マリアの戴冠のモザイクは本当に素晴らしい。その祭壇の下に何かたくさんの人が入っていくスペースがあるので行ってみると。キリストがベツレヘムで誕生したときに眠ったかいば桶の木片が収められているという、貴重な聖遺物だとのこと。
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サンタ・プラッセーデは16時からしか開かないわよ~と親切なクララが教えてくれたので、それまでの時間をウピム(大手スーパーみたい~イトーヨーカドーみたいなやつかな?)ですごし、またしてもお洋服を購入。そして、サンタ・プラッセーデへ。ここはまた、知らなかったら通り過ぎてしまうような外観です。が、そのモザイクの美しいこと!金色の背景に溶け込むような聖女たち。必見です!この教会は写真撮影禁止なので、行ってみるしかないですね~。感嘆した後、さて、どこに行くかまったく決めていなかったことに気がつき、またしても地図を見ると、なんとなく適当に歩いていけばコロッセオにぶつかりそうな感じ。ということで、カブール通りを進んで途中の道をくいっと曲がると、ありました!せまい道路の突き当たりにでかいコロッセオが。とりあえず、写真などをとりながら、コロッセオの周りをフォロロマーノ側へ。フォロロマーノ越しにヴィットーリオ・エマヌエレーレ2世記念堂の屋根を見てから、コロッセオで明日の夜に行われる聖金曜日の教皇による式典(十字架の道行き)の準備をしているのを後ろに、コンスタンティヌスの凱旋門を通り抜けてサン・グレゴーリオ通りを、これまたディアーナお薦めの教会、サン・ジョヴァンニ・エ・パオロ教会へ。これがほんとに入るところがわかりにくくて・・・目の前にチルコマッシモのメトロ駅が見えているし、帰ろうかなぁ~と悩んだけれど、行ってよかった。とにかく例えようのない美しい教会でした。そして、こちらも夕べのミサの真っ最中。なんとなくだけど、どうやら聖書の一説を読んでいるところだったみたいですが、これがものすごく感情豊かで歌うようにしゃべるというか、劇を見ているようというか・・・なんか意味はわからないんだけど、妙に説得力があって涙が出てきそうになりました。もうちょっといたかったけど暗くなると怖いので、教会の外へ。するとイタリア人の観光客の夫妻が教会の外の門のところで入ろうか入るまいか悩んでいたので、「めっちゃキレイな教会ですよ!ちょうど今、夕方のミサをやってる真っ最中です」と言ったら、ご婦人がすごく嬉しそうな顔をして「まあ、そうなの!今、夕べのミサなのね。ありがとう」と言って、教会に向かっていきました。我ながら、さすがに4日目となると余裕がでてくるのかな~などと思っていたところで、「あれ?」なんか地図と違う・・・というか、完全に見失ってしまったんですね。教会から出たところに大きな庭?があって、その中を歩いているうちに他人の家なんだか丘なんだか公園なんだかよくわからなくなっちゃって。なんとか門があって、外を車が走っているので外に出てみたものの、方向感覚が全然なくなっちゃって、やばいいいっと、地図を広げたところに優しそうな仕事帰りの紳士が「道がわからないの?」と声をかけてくれたので、「私は今どこにいるんでしょう?」と地図を広げると、「今はここだけど、どこに行きたいの?」というので、行きたかった教会を指さすと、「その今出てきたところがその教会だよ」と。でももう閉まっていたみたいだったので、とりあえずメトロの駅(チルコマッシモとコロッセオの近いほう)を訊くとコロッセオのほうがいいんじゃないか・・・とこのまままっすぐ下ればいいよ。と教えてくれました。

夕食は、中にお肉やソースなどがうまく入り込むような微妙な形のパスタ。これまた美味しかった!これに本格的なトマトとモッツァレッラチーズを重ねたカプレーゼに、色とりどりの野菜のカポナータ。ちなみに夕食にはパンも出てます。これがね、お皿に残ったオリーブオイルやらトマトソースをぬぐいながら食べると美味しいんです!

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21/03/08

トラステヴェレへ

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よくも毎日、こんなに精力的にいろいろな体験をしているものだな~と自分でも思います。9日間とはいえ、普通に動ける日は月曜日~土曜日の6日間。さてあっという間に最後の授業。私は今日までだから、日本に来るときは連絡してね!とクラスメイトと連絡先を交換。いったい何語でメールするのよ!?というと「英語とちょっとのイタリア語」だって。この際だから帰国したら、英語も勉強するかな・・・と思いつつ、修了証をもらって帰宅。荷物を置いてからメールフレンドのアンドレアとローマでランチの約束が。

1ヶ月前にローマに行くことを決めたとき、HISに申し込むのと同時にネットでイタリア人のメールフレンドを募集。何人かメールを交わしながらイタリア語を思い出すようにしていたんだけれど、たまたまその中の一人がローマから近いオルヴィエートという町の人で、彼がオルヴィエートについて説明してくれたのを読むとなんかステキな町な気がしてネットで調べてみると中世の趣きたっぷりのステキな古い町。これは行ってみたいなぁ~とアンドレアと何回かメールを交換しつつ写真交換もすませ、出発1週間前に「ところであたし、今週末からローマに行くんだけど・・・1週間」とメールをしてみると、「ちょうど出張でローマに行ってるよ」「会えるかな?」「会いたいね」みたいな感じで、「じゃあ、金曜日にローマでご飯を一緒に食べて、土曜日にオルヴィエートを案内してあげるよ」と。で、ローマの交通渋滞にもまれて10分遅れてきたものの、きちんとボローニャ駅近くの待ち合わせ場所でピックアップしてくれて、社用車のトヨタでトラステヴェレ地区へ。実はトラステヴェレのほうはメトロがないから、なかなか足がないと辛いなぁ~と思い、今週は歩き回りつかれたところでもあったので、車での観光はとてもラッキー。少し寒く、小雨も降ったりやんだりだったのでなおさら車でよかったよ。
で、まずはトラステヴェレでローマ料理を。ランチだから軽く・・・と思ったんだけど、しっかりアンティパストからプリモにセコンド(肉・魚)まで。さすがの私もドルチェまでは食べられず、カフェは後にしましょ。とレストランを出て、サンタ・マリア・イン・トラステヴェレ教会へ。ここにも素晴らしいキリストと聖母のモザイクが。建築の仕事をしているアンドレアはローマ大学の建築学部出身ということで、ここは全部柱のデザインが違うんだよ・・・とか、法王が眠っててとか・・・ちゃんと説明してくれるんだけど、不思議となぜかわかる。たぶんわかりやすい言葉を使ってくれているのと、伝えようという気があるからなんだと思う。そして、車をピックアップしてからすぐ裏手のジャニコロの丘へ。寒かったけどサンタンジェロ城などが見えて素晴らしい景色。でもサン・ピエトロが見えないじゃん・・・と言ったら、アンドレアが、じゃあもう一つ別の丘に行こう!と再び車で、サンタ・マリア・イン・コスメディン教会(真実の口があるところ)にできた観光客の長蛇の列を尻目に、テヴェレ川を越えてアヴェンティーノの丘へ。でもアンドレアは「オレンジの公園」と言ってた。その名のとおり、公園に入るとオレンジがいっぱい木になっていてとてもステキ。そして、美味しそう!さて、公園の端までいくと下にはローマの町が、そして今度はサン・ピエトロ寺院のクーポラもばっちり見えて絶景。とはいえ、昨日までの暖かさが突然寒くなったので薄着ぎみの私は長く外にいるのは辛いので、教会を見に入りましょうというと、その前にこっちを見よう!と人気のないエリアに・・・その奥にある古い教会にでも行くのかな?と思いきや、あるお屋敷の門についている鍵穴を覗いてごらんという。なんだろう?と覗いてみると、両側にシンメトリーに並ぶ庭の木の奥、真正面にサン・ピエトロのクーポラが!
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すごすぎる!完璧すぎる!なんてことを考えるんだろう。。。イタリア人ていう人たちは。と感動。しばらくすると日本人ではない観光客の人たちがバラバラとやってきた。ああ、有名なスポットなのね・・・と後からガイドブックを見たら「マルタ騎士団の館」としてちゃんと載っていました。でも、知らないで行ったので感動も倍増!

そして、サンタ・サビーナ教会に行ってから、テルミニ駅へ。どうして駅になどいったのかというと、「あたち、電車の切符の買い方わかんないのぉ。。。あした、オルヴィエートに行かれないわぁ・・・どうしよう、アンドレアァ」と行ったら、「じゃあ、一緒にテルミニ駅に行ってチケット買ってあげるよ」というので、「ついでに帰りにフィウミチーノ空港に行く電車の切符もお願い~」と言ったら「もちろんOK」と、快くテルミニ駅の近くに車を止めて、ホームにある時刻表を一緒に確認してから、混んでいる切符売り場とは反対方向へ・・・「どこへ行くの?」ときくと、「観光客がいないすいてるチケット売り場があるんだよ」と、そしてホームの横のほうにあるすいてる窓口で、ささっとオルヴィエートとローマ・ティブルティーナの往復チケットと、テルミニ~フィウミチーノ空港のチケットを頼んでくれました。さて、これでチケットが手に入った。でも、昨日の下見のときに改札口がないのが気になっていました・・・そこで、「改札口がないんだけど、どうすればいいの?」ときくと、アンドレアがきちんとホームの入り口やら途中やらそこここにある、黄色いボックスの前に連れてってくれて、ここにチケットを差し込むと日付と時間をスタンプしてくれるんだよ・・・と説明。チケットを指して、これが行きでこっちが帰りだからね・・・と念を押された意味がはじめてわかった。どの切符いれてもスタンプ押されちゃうんだよ。おまけに1ヶ月有効のチケットみたいだし。つまり、オルヴィエートに行くときに空港行きのチケットを差し込んだら日付が刻印されちゃうということだ。日本てちゃんと機械がハネてくれる、ほんとに便利な国だよね。そして、アンドレアおすすめの広くてきれいなテルミニ駅前のバールでカフェラッテにチョコパウダーをふってご馳走してもらってからおうちまで送り届けてもらって、「じゃあ、明日、オルヴィエートの駅でね!」と。

無事に帰ると今日はトマトの中にリゾットがはいったプリモピアットにカポナータ、そして洋ナシとモッツァレッラチーズをカットしたもの。これがね、重ねて一口で食べると絶妙に美味しいんだわ。これならおうちでも作れそう!
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そして、しばらくするとまたシニョーラの家族たちがご飯を食べにやってきました。せっかくなのでソフィアちゃんと記念写真なども撮ったあと、授業の復習。しばらくするとリビングのテレビからグレゴリオ聖歌みたいなのが聴こえてきたので出て行くと、コロッセオで教皇様が式典をやっているのが生ライブ中継。シニョーラがこっちに来て一緒に見ましょうというので、ソファでとなりに座って雨の中、すごい多くの人がコロッセオに集まって教皇の話に耳を傾けているのを見る。復活祭直前・・・聖金曜日の夜には毎年、コロッセオで行われるのだそうです。

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22/03/08

世界一美しい丘の上の町

さて滞在最終日の土曜日。今日は学校はないので朝から、イタリア鉄道に乗ってオルヴィエートへ。ローマのティブルティーナ駅から1時間20分くらいです。残念ながら、朝起きると雨が。ずっと晴天に恵まれていたのに、今日に限って残念~と思いながらも、一昨日だって夜中はすごい雷と嵐だったのに朝起きたら晴れてたし、大体、天気予報によると今週はずっと曇りと雨って書いてあるのに、ずっと私の周りは晴れてるじゃん!・・・だから、オルヴィエートも晴れてるさ!と信じて、傘を片手に家を出る。しかし、電車に乗っていても晴れそうには見えないし・・・そしてオルヴィエート駅に着いてもやっぱり小雨。それより何より電車の中がサッカーファンの子たちで騒がしいったら・・・日本じゃあありえないよね。大声で騒ぎながら電車に乗ってるなんて。さて、ホームに下りるとアンドレアが待ってくれてました。あの映画でよく見る、駅での再会シーンとか別れのシーンとか、改札口というものがないからああいうふうに劇的になるんだな、と今回の旅で納得。日本じゃあ、追いかけてったところで、切符買わなきゃ間に合わないしね。

今日もアンドレアのというかアンドレアの会社のトヨタで、オルヴィエートの歴史的市街地区に上がる。すると、さすがに自他共に認める晴れ女のあたくし、ちゃんと雨があがり、駐車場に車をとめた時には青い空が!あ~神様、ありがとう!本当に奇跡としかいえないような天気の変わり方。そして、アンドレアに連れられていったのは、サン・パトリツィオの井戸。
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とにかく深い井戸(62メートル)で、周囲が螺旋階段になっていて、行きの人と帰りの人が行き会わないように設計されているというすぐれもの。昔、教皇がローマから避難してきていたときに、水源の確保のために作らせたものらしく、ロバを使って水を運ばせたため段差がせまく歩きやすくなっていて、さらに行き帰りの人がすれ違わないようにしてあるのだそうです。その深い井戸をせっかくなので下まで降りて上を見上げて、また登る~久々に息が切れましたが、出てくると晴天のもと、小鳥がたくさんさえずっていて、下にはのどかな風景が広がっていて幸せな気分☆

オルヴィエートの風情あるせまい路地を歩きながらドゥオーモへ。これまた金色のきれいなモザイクが外装を飾り、そして中の聖ブリッツィオ礼拝堂にはルーカ・シニョレッリが有名なダンテの神曲の地獄を描いたフレスコ画が。これも帰りにオルヴィエートの駅で日本語のガイドブックを見つけて知ったのだけど、ここに来てこれを見なければ意味がないというくらい有名なものだったらしく、アンドレアがささっと係りのおじさんとお話をしてお金を払って中に連れてってくれて、ついでに説明もしてくれたからよかったようなものの~と、やっぱりイタリアまで来るならちゃんと下準備をしてこないと本当ならもったいないね。
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そして、アンドレアはどこかのせまい路地を入ったところにある看板も出ていないレストランに入り、予約だけして出てきて、別のカフェへ。ここはオルヴィエートの伝統工芸である木の彫り物ミケランジェリがそこかしこに使われている明るくてステキなカフェ、カッフェ・モンタヌッチ。「あれ?ここでランチにするの?」ときくと、ここでアペリティーフを飲んでからさっきのレストランに行こうとのこと。彼が車なので、アルコールなしのカクテルをもらって、軽いスナックを食べながら、しばらく会話をかわしてからランチへ。すでにスナックでお腹いっぱいなんだけど・・・と思いつつ、「全部、半分でいいよ」といったら、ちゃんとお皿を2枚ずつもらってくれて、大量にもられてくるプリモピアットもセコンドも半分こして食べました。パンをパスタ代わりに使ったラザニアが珍しいからとプリモに。口に入れるととけちゃいそうで美味しかったです。

ランチの後は、私が19時半に家に帰るためには17時半の電車に乗らなくてはならず、そうなると残りは2時間ほど・・・ということで、旧市街地区の外(つまり凝灰石でできた丘の外)から、その世界一美しい丘上都市を眺めようということになり、車に乗って丘を下ります。富士山の姿が富士山に登っていると見えないのと同じで、丘の上にいるとその丘の全貌は見えないので、外から見たいなぁ~と思っていたので大賛成! まさに、天空の城ラピュタの世界です。
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アンドレアに「幸せ?」って訊かれて「めっちゃ幸せ!ありがとう」と。そういう歌の歌詞にありそうな、オペラのセリフにありそうなイタリア語はすぐに出てくるんですよね(笑)。アンドレアの説明によると、火山が噴火して、落ちたところにできた街がオルヴィエートなんだそうで、他にも少し高い丘の上に小さな町?があるのが見えました。そして、その河口部分が湖になっているから、そこも見に行こう!と30分間ほどドライブ。海のような湖と実はその周りもちょっとステキな古い町並みで、もう少し時間があったらゆっくり歩いてみたかったな・・・と思いつつ、今夜はシニョーラと最後の夕食なのでアンドレアの時間も場所も完璧なガイド&エスコート(結局、全部ご馳走してくれてしまった・・・値段がわからなかったり、書いてなかったり、どうすればいいかわからない間に、ささっとアンドレアが払ってくれてしまうのですよ。。。どうして私に払わせてくれないの?ときくと、「ここはローマだから」といって払っちゃうんだよぉ。優しすぎる。。。日本に来たら絶対に全部あたしが払うから、連絡してね!と言ったら苦笑いしてました)で、週末のオルヴィエートを堪能し、ホームでアンドレアと映画のような抱擁を交わし、当たり前のように10分ほど遅れて来た列車に乗り込み、来たときと同じような小雨の中をおうちに帰ると、オーブンの中ではラザニアが美味しそうに焼かれてました。上がカリッカリに焦げてて美味しいのなんの。しっかりおかわりもしちゃって、満足なチェーナ(夕食)。もちろんラザニアはあくまでもプリモピアットですが。「今日は深夜から私は復活祭のミサに行くから先に寝ていてね」とシニョーラ。さすがに日本に帰る仕度もしなくちゃだし、雨も降ってるし寒いし、信者さんじゃないので同行は控えて荷造りに。

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23/03/08

復活祭のローマをあとに

Buona Pasqua! 復活祭。朝起きると、シニョーラは「昨日、出かけて戻ってきたのは深夜の1時半だったわ。とにかくすごい人なんですもの」と。

ちょっと寂しさを覚えながら最後のプリマ・コラツィオーネ(朝食)を食べてから、ちょっと駅まで下見に行ってきます・・・と地下鉄のボローニャ駅まで。何を下見に行ったのかというと、テルミニ駅まで行くために地下鉄に乗らないといけないのだけれど、スーツケースがあまりにも重くて階段は不可能。タクシーで空港まで行こうと思ったら、シニョーラが「そんなことに1万円近く払うんだったら洋服何枚か買ったほうがいいじゃない」というので、「それもそうだ」と洋服を買いまくった結果、荷物が重い・・・ので、エレベーターを探しに行った。というか、エレベーターは数日前に探してあったのだけれど、改札からあがる方(つまり地上から降りるのは見つけられなかったので、駅からあがることで場所を見つけた)は体験したのだけれど、エレベーターを降りたところで檻のようにゲージがしまっていて外に出られなくて焦りまくり、冷静に横をみたら大きな赤いボタンがあって「出るときは押せ」と書いてある。で、出るには出られたんだけど、それ以上、そこでいろいろ研究しているわけにもいかず、乗るときにどうすれば、その柵を外から開けられるのかがわからなかったので、日曜日の早朝にそれを確認しに行ったのです。よくよく見ると、柵のとなりにインターホンが。。。しかたがないからそれを押してみると開きました!柵が。よっしゃ、これで帰れるじゃん!チケットは一昨日、アンドレアに買ってもらったし!それにしても町には犬の散歩をする人が3人ほど。昨日までの喧騒とはうって変わった復活祭の日曜日の朝のローマ。おうちに帰ってシニョーラにいうと、「みんな夕べ、遅くまで教会にいってお祝いしていたから、今日の朝は寝ているのよ」と。
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シニョーラとイタリア流の抱擁とキスでお別れをして、街が空いてて助かった!とばかりに、スーツケースを押しながら地下鉄に。地下鉄もテルミニ駅も空いてて助かりました。ちなみに天気も晴天ではないけど雨は降ってなくて、これも本当にありがたいこと。傘持ってたらちょっと無理だったかも。ただ、テルミニ駅で列車に乗り込もうとしたら、ヨーロッパの鉄道って、乗るところがめちゃめちゃ高くて狭いんですよね。さすがに一人ではどうやってもスーツケースが持ち上げられず、後ろを通ったハンサムな外人さんが助けてくれました。よかった。降りるときにはなんとか降りることができ、不安いっぱいのチェックインもアリタリアのカウンターに日本人のおねーさんがいてくれて席の希望も言えてばっちり。税関で無事にお洋服の免税のハンコをもらい、なんとか搭乗口に向かって歩きながら、荷物検査もパスポートコントロールも終了し、一週間前にはあんなにドキドキしていたのに、日本人の女の子がうまくジェラートを注文できないでいるのを助けてあげて、なぜか「サンキュー」とお礼を言われ(あたし、何人に見えたんかな)、韓国人のビジネスマン二人がヘンな発音の英語で、バールのキャッシャーのイタリア人のヘンな英語と格闘していたのを尻目に(どっちも同じこといってるのになぜかお互い通じないでいる・・・日本人の私には両方の英語がわかる)、さらりと食べたいものと飲みたいものを注文して、バールのおにーさんと余分な会話まで楽しむ余裕。ああ、今からあと一週間くらいいられたら、すごく楽しめるんだろうなぁ~と思いつつ、アリヴェデルチ・ローマ。今年?遅くても来年には、またイタリアに来たいな。と、となりの熟年夫婦にアリタリアのビデオプログラムの見方などを親切にレクチャーしながら、予定より1時間早く成田に到着。行きに遅れた分を取り戻したのか・・・さすが、JAL&アリタリア、と妙なところに関心をした瞬間でした。

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10/10/08

ヴェネツィアへ

春のローマ一週間ホームステイ体験後、20年ぶりに復活してしまったイタリア熱・・・「秋にはヴェネツィアにでも行きたいなぁ」とつぶやいていたら、妹が「ヴェネツィアなら私も行ってみたい」と言う。「じゃあ、一緒に行く?」というわけで、3連休に有休を1日半とファミリーホリデーという1年に1度、2日間連休を取っていいですよ~というありがたい制度を組み合わせて、4泊6日(現地滞在3日半)というオイルサーチャージが恨めしい弾丸ツアーになりました。

実は・・・これが初めての海外個人旅行。JALのサイトで航空券を予約して、インターネットでホテルと送迎を予約して、全てのプランは自分で・・・。日本からのヴェネツィア・マルコ・ポーロ空港着は夜の到着のみなので、着いた日は、真っ暗な中、ヴェネツィア本島に行ってホテルを探してさ迷うのは避けて、空港側の本土メストレに宿泊し、帰りはサン・マルコ広場から空港線のヴァポレット(水上バス)で空港に向かう~というプランにしてみました。今回は、8月に「行こう!」と決めてから約2か月あったので、「地球の歩き方」をはじめ数冊のガイドブックに目を通し、見たいもの、食べたいもの、買いたいもの、行きたいお店等、たくさんチェックをして、歩く道まで何パターンか地図を色分けして決めて、前回のローマの旅に比べたら、準備万端で出発しました。

さて、最初のドキドキポイントは、シャルル・ド・ゴール空港でのトランジット。10年前にオランダのスキポール空港での乗換えのとき、言葉がわからず広い空港で泣きそうになって乗換ゲートを探したトラウマがあって・・・でも、今回はJALが到着した同じ2Fからのエールフランス出発ということで、飛行機の到着が遅れてタイトな乗換時間だったわりには、トランジットの手続きみたいなのをして、入国審査をして、セキュリティチェックを終えて、ミネラルウォーターとガムを購入してから問題なく乗換え。緊張しながらセキュリティチェックを受けてる最中に、日本語でダジャレを言う黒人の陽気な検査官・・・妹はそれがまさか日本語だとは思わず、フランス語だと思って一生懸命に聞いてしまったらしいけど(^_^; まぎらわし~でも、この人なら、たとえブザーが鳴っても通してくれそうとは思った。
このトランジットのときに「ユーロって素晴らしい!」って思います。以前は、現地通貨しか持っていないと乗り換え空港では買い物ができなかったり、円やドルで払うと、そのあと使う予定のないフランやらギルダーやらマルクやらでお釣りがきたり・・・。そこいくと、ほんとユーロは賢い!おまけに、今は珍しく安いし、一時169円とかだったのが、136円ですもんね。10万円両替したら、ディナー代くらいはカンタンに捻出できちゃう! でも・・・ほんとはリラが好き(^O^)! だって、10000リラって書いてあるものが、約1000円で買えるっていうのは、なんか得した気分が・・・(笑)・・・これってあたしだけかな。
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シャルル・ド・ゴールも広くて、シャトルバスに乗ったはいいけれど、同じところに戻ってきたんじゃないかというような同じ景色・・・突然止まったシャトルバスに、しばらく缶詰状態にされたときには「何が起きたんだろう・・・」と心配になったけれど、単純に機内整備が終わってなかっただけらしい。。。こういうとき、言葉が不自由だと不安になります(^^ゞおまけに、これでもかと言わんばかりの晴天で、温室状態のシャトルバス。ネットで調べたら、「パリは寒くてもうダウンを着ています・・・」って書いてあったのに・・・エールフランスの機内から窓の外を覗きこむと(たぶん)アルプスが・・・やがて星が見えてあたりが暗くなると20時・・・マルコ・ポーロ空港に到着です。

ツアーだとマルコ・ポーロ空港からヴェネツィアに入ることはあまりなくて、おそらく通常はミラノやフィレンツェあたりから列車かバスで入るのだと思われ、ここまで来ると日本人の姿も少なく・・・この後もあまり日本人には遭遇せずに、ゆったり外国気分を満喫することになります。無事に荷物もピックアップしてゲートを出ると、ちゃんと私たちのファミリーネームのボードを掲げたおじさんが「ブオナ・セーラ」! 2人+スーツケース2個・・・のお迎えで、メルセデス・ベンツのバン。乗り心地はゆったり清潔で抜群・・・しかし、すごいスピードなのがちょっと怖かったけど、あっという間にホテルPIAVEに到着。見知らぬ土地で夜にタクシー使って、システムをよく分からずに深夜割増やら、スーツケース料金を追加されたり、ぼったくられたりすることを考えたら、30~40分の距離で2人+2個で8700円なら、私たちのように語学が堪能でない女性には絶対におすすめかと。

メストレで一番駅に近いホテルはプラザホテル・・・でも、せっかくなのでいわゆるイタリアのホテルっぽいPIAVEにしてみる・・・どうせ、着いた日は寝るだけだし、朝は朝食を食べたらすぐにチェックアウトして本島に向かうわけだし・・・と、ここで若干節約をして、4泊目を4ツ星にしてみました。こうやって、ホテルランクも自由に組み合わせて選べるのはツアーと違っていいですよね。

PIAVEは、メストレ駅から徒歩5分くらいのところにあり、周りにいっぱい看板を出していました。フロントのおねーさんは、イタリアーナとは思えないほど愛想が悪く(笑)・・・フロントに誰もいないことすらあり・・・チェックイン時に預けたパスポートを1時間後に取りに来いというので、行ってみると・・・今度は若干愛想のいいおじさんが、部屋番号だけ確認して、パスポートの中身は確認せずに返してくれるし・・・。そりゃ、あたしはどうみても日本人だし、赤いパスポートで現在預かり中のはその2冊しかないけどね(^_^;
お部屋はホテルというよりは、普通のお部屋~みたいな。部屋のほとんどがベッド・・・別にベッドが広いわけじゃなく、部屋がせまいのよ(^^ゞ クィーンサイズが1つとシングルが1つ。。。タオルの数からいくとたぶん3人部屋かな。でも、バスタブとドライヤーはありました。しかし・・・部屋に入って、ベッドサイドのライトをつけようとスイッチを押したら・・・いきなり真っ暗に(O.O;)(o。o;) マンマ・ミーア・・・おいおい、まさか・・・ブレーカー落ちた「何したの?」と妹に責められ。。。「電気つけようとしただけなんだけど・・・」と、いきなり初日からトラブル発生かよ(×_×;)。。。と妹と荷物を真っ暗な部屋に残してフロントへ。あー、さっきの感じの悪いねーちゃんだ・・・けど仕方がないから、「あのぉ、電気がつかないんですけどぉ」と、あくまでも私がスイッチを入れたせいで落ちたとは言わず、最初から点かなかったようにいうと、すぐにわかったような顔をして、「ドアの横の上のほうにスイッチがあるから、それを上にあげてちょーだい」とのこと。こりゃ、しょっちゅうブレーカー落ちてるっぽいな。言われたとおりにしてみると、バッチリ明るさが戻ってきました。いずれにしても、お風呂に入ってる最中とか、パジャマに着替えたあととか、深夜に目が覚めたときじゃなくてよかったよぉ。夜中ちょっと寒くて、2つのベッドの毛布を重ねてクィーンサイズのベッドで妹と仲良くぐっすりご就寝。自分の部屋のような部屋サイズだったせいか、思いのほかよく眠れました。

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11/10/08

ヴェネツィア本島へ~迷宮散策~サンマルコ広場

ちょっと早めに目覚めて、しばしベッドの中で妹とだらだらとおしゃべりをしたあと、ホテルのレストランで朝食を。明るくて清潔な空間で、コーヒーはいまいちだったけど、パンとハムとチーズが絶品!
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そして、レストラン担当のおばちゃんはとっても感じがよくて親切☆ ちょっとだけホテルのまわりを散歩して・・・部屋に戻っていざ出発! ホテルの支払は、インターネットで予約時にカード支払いが終わっているのでキーを返すだけでOK。チェックインもバウチャー(予約票のプリント)を見せて、サインをして、パスポートを預けるだけでいいのでとても楽でした。

今日は、イタリアの国鉄に乗って、映画「旅情」の冒頭シーンのごとく、海の中を本島へと移動します。この鉄道で海の真ん中を渡る・・・っていうのが何とも言えず、11年前のときは母との二人旅で、フィレンツェからの移動でしたが、すごく感動したのを覚えています。

というわけで、清々しい空気の中、ホテルを出た私たちは、スーツケースをガラガラ引きずりながら、静かなメストレの町をなぜか駅とは逆方向に。。。2人揃って大きな勘違いをして地図を見ていたようで・・・歩けば歩くほど人が少なくなるし、住宅地に突入していく・・・大きなスーツケースもあることだし、本格的に迷う前に一旦ホテルに戻ろう・・・ということで、ホテル前まで戻ってから冷静に地図と通り名を照合・・・落ち着いて見てみたら、駅までの道はとってもカンタンでした(そりゃあgoogleマップで航空写真まで見て、駅までカンタンに行けるわかりやすいホテルをちゃんと探して予約したんだもん)・・・そして、さっき歩いて行ったのとはまったく逆方向。「たぶん、こっちだよ」はやめて、ちゃんと地図を見ようね・・・とあらためて妹と誓い合う。

さて、実は前回のローマ旅行では、鉄道のチケットはアンドレアにお願いして買ってもらっちゃったため、自分で窓口で切符を買うのは11年ぶり・・・でも、難無くヴェネツィア・サンタ・ルチア駅までのチケットを2枚購入し、ホームへ。忘れずに時刻も刻印し、次のサンタ・ルチア駅行きは運のいいことに駅の入り口から入ったところの1番線ということで、スーツケースを持って階段の上り下りをすることなく列車へ。ところが、列車に行先が書いてあるところが見当たらず・・・近くに駅員さんも見当たらず・・・行先が出るはずの掲示板が故障しているらしく・・・ちょっと不安を残しながらも(というか、あまりにも定刻に到着して出発したので、イタリアなのに・・・と不安になってしまった)、スーツケースを持って、ホームにいた人たちがみんな乗り込もうとしている列車に乗り込み、しっかりキャサリン・ヘップバーンが座った側の窓側席をキープ。乗ってしばらくすると、あの映画冒頭の風景が11年ぶりに目の前に広がる・・・が、しかし・・・何かに似ている・・・どこかにあるよ、この景色・・・あっ・・・江ノ島だ。。。本土から島につながる道路。。。我ながら、なんという悲しい発想をしてるんだろうと思いつつも、妹にそっと「江ノ島みたいじゃない」といったら、妹もちょっとそう思ったらしく「この角度からあの島を撮ったらまぎれもなく江ノ島に見えるよ」などと言う。でも、ほんとは全然違うけど・・・そうはいっても、続いているんだよね~、このアドリア海と江ノ島が浮かぶ(浮かんではいないか)太平洋。
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サンタ・ルチア駅から外に出ると、目の前にはいきなりカナル・グランデ(大運河)が広がる。妹に荷物を見ててもらって、超混雑しているヴァポレットの切符売り場で26ユーロの48時間券を購入。長蛇の列にもおかまいなしに、チケット販売のおっちゃんは赤いセーターを1分近くかけて念いりに着始める・・・ふつう、これだけ混んでるのに、そしてあたしが「48時間券を2枚ください」とオーダーしたにもかかわらず、たらたらと客の前でセーター着るかいな?それはさておき、今から48時間~まる2日間はヴァポレットに乗り放題。1回券が60分乗り放題で6.50ユーロだから、4回乗ればもとは取れるし5回乗ればお得(^^)v どこで時刻を打刻するのかなと思ったら、Eチケットで機械にかざすだけ。となりに昔ながらの黄色い打刻機もあるから余計にわかりにくい・・・チケットによってはあれを使う場合もあるのかな。
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サンタ・ルチア駅前のヴァポレットのフェッローヴィア駅からカナル・グランデを通ってサン・マルコ広場まで、1番のヴァポレットに乗る。これはヴェネツィアのメインルートを通るのでめちゃ混み・・・なぜに、休暇の旅先でいきなり山手線なみのラッシュかい(^_^;・・・というくらい。急行線の3番は別料金になってしまうため、みんながこれに乗る・・・そして各駅停車だから発車しては停車する・・・まあ、路線バスなんだから仕方ないけど。妹は混み混みの中、なんとか景色が見える位置を確保して、カメラを構えて彼女にしては珍しくテンション高く喜んでいる。。。で、嬉しそうに発した言葉が「ディズニーシーみたい」・・・あっ・・・あのねぇ確かにそうなんだけど・・・っつーか、ディズニーシーがここをマネして作ったんだけど・・・それって。。。ここまで来て、それが最初に言う感想なわけ・・・(^^ゞ そりゃね、このモーターの音とか、まさしくディズニーランドのジャングル・クルーズっぽいけど。そして、このオモチャのような街並み。どこを撮っても絵になるもんね。まあ、しばらくはしゃぎながら写真撮っていってください。そのうち全部、同じに見えてくるから(笑)。そして、今度、友達とディズニーシーに行ったら、「ベネチアみたい」って言うんだよ!
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今回は、まず、ヴェネツィア本島のイメージを大まかにつかむのに、最初に大運河を通るのがいいかな~と1番のヴァポレットでの移動を選びました。フェッローヴィアからカ・ドーロ、リアルト橋、カ・レッツォーニコ、アカデミア、サルーテ~と経由して、サン・マルコ広場に着きます。今回は、せまい道から大きなサン・マルコ広場に出た感動を味わおうと、手前のほうのサン・マルコ・ヴァラレッソで下船。ブランド通りをちょっと歩いていくと、目の前にサン・マルコ広場が広がります。とりあえずカメラにおさめてから、まずはホテルに荷物を預けに・・・。今夜のホテルは、Hotel All'Angero。サン・マルコ広場から徒歩3分くらいのところ。ツアーなどでもよく使われているので安心かなと。だって、妹さんが ①家族経営のホテルはイヤ ②ドライヤーがあるところがいい ③客室が少なすぎるところはヤダ ・・・とかって言うから探すの大変(^^ゞ これに加えて私の希望が、①ヴァポレット乗り場から移動しやすいとこ(荷物が自分で運べるところ) ②できればバスタブがありそうなとこ ③イタリアっぽい雰囲気が味わえるところ ・・・となってくるので、ホテルを選ぶのが一番大変でした。そりゃあ、今回はツアーコンダクターも旅行会社もいないから、何かあったとき・・・安心なのは、ちゃんとしたホテルだわよね。でも、後から建物を建てることができないヴェネツィアは、既にある建物を何度も改築して使っているわけだし、建物自体がそんなに大きくないからホテルもそんなに客室数が増やせないわけで・・・ただでさえ、高い。。。夏休み頃だとホテル全般的にもう少し安いみたいなんだけど、この時期は3ッ星のAll'Angeroで1泊2人で36,000円。
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で・・・問題はここから・・・まだ正午前、気軽に荷物を預けようとサン・マルコ広場の裏側に入り込んだ私たち・・・「ないじゃん・・・」「通りの名まえが地図に入ってないよ・・・」「たぶん、このあたりのはずなんだけど」「マックがここにあるから・・・隣あたりじゃなかった」しばらく行ったり来たりするも、見つからず・・・仕方なく、妹と荷物を超賑わうお土産物屋さんどおりに残して、住所をたどってみることに・・・運よく、このあたりは建物ごとに入り口の真上に番地が書かれていたんです・・・日本だとかならずしも番地通りに並んでなかったりもするんだけど、とりあえず、1番1番辿るように足をすすめてみると・・・ありました!! 細い路地の奥20メートルほどのところに、まるで小さな居酒屋さんみたいな看板が(..;)・・・このあたりさっきも通ってたんだけど、まさか「ホテル」がこんなせまい路地に、ちっちゃな看板であるなんて・・・

というわけで、ホテルを探すのに約20分を費やし、無駄に疲れ・・・でも、チェックインしてみると、さすが3ッ星(一応、PIAVEも3ッ星ですが)、パスポートはその場でコピーをとってすぐに返してくれて、おまけにまだ午前中だというのにチェックイン後、部屋にも入れてくれました。フロントもポーターさんもとても感じよく、明るい部屋もとても清潔でかわいい印象です。窓を開けると赤い屋根が広がる奥に、サン・マルコ広場の鐘楼が見えます。お部屋にバスタブがなかったのがちょっと残念でしたが、ここを3泊にしようかな~と思ったところ、たまたま2泊しかとれなかったので4日目のホテルを別のところにしたので、そこでバスタブがあることを願って・・・

実は、今日の目的は2つ。まず、私が今回の旅行の目的の1つにして楽しみにしていたのが、昔ながらの活版印刷屋さん、ジャンニ・バッソ・スタンパトーレで、名刺を作りたいということ。日曜日がお休みのうえ、土曜日は13時まで・・・ということで、とにかく注文しに行きたいと。場所はフォンダ・メンタ・ヌォーヴェというサン・マルコ広場とは反対側の船着場の近く。ホテルを出たところにあったジェラート屋さんでジェラートを買って食べながら、無謀にもとりあえずは勘を頼りに北に進む。途中、見るもの全てが美しく、教会とか運河とかシャッターも押しつつ。しかし・・・いい線までは行っているのだけれど、手持ちの地図には細かい通りの名前が入っておらず、もうちょっと・・・というところで時間切れに"(хх,)" ヴェネツィアに着いたら、現地で地図を買おうと思っていたのだけれど、どの地図がいいか、インフォメーションとか本屋さんを覗いてから・・・と思ってしまったのが間違いのもとでした。はっきり言えますが、日本で購入できるガイドブックのヴェネツィアの地図はまったく使えません・・・うーん、残念・・・ジャンニ、またね。

さて、とにもかくにも本日もすごく良いお天気(^^)v 10~20度などといった日本で見ていた気温情報はなあに?・・・というくらい暑く・・・でも、路地に入ると寒く。。。いずれにしても、とりあえず何か食べたいねというわけで、レストラン探し・・・ところが、これまた日本のガイドブックで調べていったお店を探すのに一苦労。想像を絶するような見た目の通りが、立派な道として地図で表示されてたりするわけで。。。「この街では、行きたいところに行けると思っちゃダメ」ということを学んだ私たちは、通りがかりのサン・リオ広場のあたりで L'OLANDESE VOLANTEというお店に入り、ピッツァ・マルゲリータとルッコラとズッキーニとパンチェッタのパスタに、サラダ、そしてダイエット・コークとミネラルウォーターで遅めのランチ。値段も良心的だし、とても美味しかったし、スタッフも感じがよかったです。しかし・・・サラダが大きなボールに入ってでてきたのを見て妹が一言・・・「エサじゃないんだからさ・・・」。そうはいっても、何かと野菜不足になりがちな旅行中。たっぷりのワインビネガーとオリーブオイルとお塩をかけて、完食。食事はね、量がたっぷりなので、イタリアで一人旅だとシェアできないのが辛いかも。
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ちょっと足を休めておなかも満足したところで、再びサン・マルコ広場を目指す。何故ならもう一つの今日の予定は、サン・マルコ寺院に入ること。日本からネットでサン・マルコ寺院の見学予約をいれておいた時間が15時。というわけで、14時50分くらいにサン・マルコ広場に到着(サン・マルコとリアルトとフェッローヴィアには、あちこちに看板があるので、ほぼ迷わずに到達可能です)。長い列を尻目に横から入れてもらい、寺院内1階を見学。赤いステンドグラスのランプと祭壇の手前にある聖像の壁がとても印象的です。せっかくだから、祭壇の裏側にあるパラ・ドーロも2ユーロ払って見ることに・・・黄金に宝石を埋め尽くしたこの宝物の輝きは一見の価値あり! まさか、こんな祭壇の真後ろにこんなお宝があるなんて・・・。続いて入り口右側の急な階段を上って、寺院正面(2Fというのかな)の4頭の馬があるところに。最高のお天気に恵まれ、ここから見るサン・マルコ広場とサン・マルコ運河は絶品でした。
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その4頭の馬がいるテラスから室内にもどると、そのフロアは寺院の模型やらホンモノの4頭の馬の像(寺院の外にあるのはレプリカ)などが展示されているエリアです。それをさらに順路に沿って進んでいくと、かなり奥が深く宝物館へとつながっていて、キリストの十字架への道行きの様子が描かれた巨大タペストリーなど(必見!)が展示されているところがあります。そして、その手前に無料のトイレがあります! イタリアはトイレが有料なので、事前にガイドブックでトイレがありそうな場所をチェックしてたんだけど、そのガイドブックに書かれていたような場所じゃない場所(想定していたよりずーっと奥)にありました。(まるでロープレで宝箱を見つけたような感じです)でも、ここは2Fにあがる入場料も必要だし、奥の奥だし、意外と穴場かも・・・おまけにエスプレッソ等の自販機もあった記憶が。

さて、鐘楼にも昇りたいなぁ~とは思っているものの、今、昇ってもさっきサン・マルコ寺院の上から見た景色とあまり変わらないかも~だから、夕方に昇りましょう。ということにして、先にお隣のドゥカーレ宮殿を見学。数々の豪華絢爛な広間を順路に沿って進んでいくと、いつしかせまい通路に・・・あれ!? これって「溜息の橋」なんじゃん? そう、あのヴェネツィアといえば・・・必ずイラストや紹介写真に出てくる有名な橋、Ponte dei Sospiriの内側にいる。が、しかし、実はこの橋は只今おもいっきり修復中につき、ただでさえ、有罪判決を受けて牢獄に向かう人が、この橋の窓のかすかな隙間から外を覗き見ては、溜息をついたという小さな窓なのに、さらにそこに修復グッズの鉄材があり、まさしく溜息が出てしまう・・・そして、サン・マルコ運河側からこっちを見つめる観光客たち。。。いや、君たち、これはやっぱり、中から見た方が意義があると思うよ・・・溜息の橋が現在も通れるとは知らなかったので、ちょっと感動・・・しつつ気がついてみると、周りは牢獄・・・あれいつの間にか牢獄ツアーになってるじゃん。。。そして・・・ツアーらしき団体の人たちを避けて、さらに下に続く階段を進むとさらに牢獄が続く・・・うーん、重々しい鉄扉や柵に気が重くなってきた・・・すると、目の前のご夫人が旦那さんを牢屋に入れて嬉しそうにカメラを向けている・・・ったく、どういう趣味してるんだか(^^ゞ ひととおり牢獄を歩いて、再び華麗な大評議の間へ。これだけ豪華な部屋から直接牢獄に続いているところが、判決後すぐに牢獄に直行・・・という残酷さを感じてしまう。
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一通り見学を終えたところで、ドゥカーレ宮殿併設のミュージアム・アート・カフェでスプレムータ・ダランチャ(生搾りのオレンジジュース)を。これがとっても美味しくて、このあとも旅の大切なビタミン補給の手段となっていきます。

ひと休みした後は、ドゥカーレ正面の鐘楼へ。8ユーロで上まで昇れます。それもエレベーターで!! ローマのサン・ピエトロ寺院のクーポラ部分やフィレンツェのドゥオーモは、ヘロヘロになりながら歩いて登った記憶があるので、エレベーターがあるというのはとても嬉しい! 5分ほど並んですぐに入れました。単純にエレベーターの順番待ちなだけみたいです。そして、ここはヴェネツィアに来たら絶対に昇るべきです! めっちゃキレイ★ 眼下に広がるヴェネツィアの街並み、サン・マルコ運河、そして、夕日に煌めくサン・マルコ寺院の金のモザイク、時計塔のムーア人。

カフェで奏でられる生演奏をBGMにサン・マルコ周辺を散策したあと、一旦ホテルに戻ってから、夕食を買出しに。ふらふらと歩き出して、気がつくとリアルト橋まで来ていました。サン・マルコからリアルトまでは徒歩7分・・・あくまでも迷わなければの話ですけど(^^ゞ 昼間は近くまで来たものの、疲れちゃってて通らなかったので、夜のリアルト橋を見てから橋を越えたあたりのバールで、アランチョーネ(中にチーズが入ったライスコロッケ)と生ハムとパルミジャーノのパニーニ、ダイエット・コークを買って、たらりたらりとホテルに戻ってから、イタリア版ミリオネアを見ながら食事。ヴェネツィアはとっても治安がいいです。暗くて細くて迷子になりそうな路地にさえ入りこまなければ(笑)、本当に安全。
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ヴェネツィア本島初日・・・①調べて決めてきたことは役に立たない ②日本で売ってる地図は使えない ③行きたいところにはたどり着けない(教会とかには行かれますが、お店を探すのはかなり難しいです) ④一度行ったところに再びたどり着くのは難しい ・・・ということを学び、気がついたらバタンキューで夢の中でした。

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